IQ、EQ、体力 精神科医目線で語ります

Published 2024-06-04
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00:00 OP
01:19 IQ
04:46 EQ
06:27 体力、バイタリティ
07:08 IQ、EQ、体力
11:52 本日の宿題

本日は、現代のタブーに触れてみます。
IQ、EQ、体力…というテーマでお話しします。

ネットをチラチラと見ていると、お金持ちアピールや学歴アピールがよくあります。
TikTok、本当は見たくないんだけど見ちゃうんですけど僕も、夜中。
自分はいかに頭が良いか、成功できるのか、金持ちなのか、商売で成功したのか、そういう話がたくさん出てきます。
体力が大事だよね、みたいな話もしてるんですけど、精神科医目線でそもそも生まれ持った資質とはどういうものなのかを雑談的にお話しします。

IQ、EQ、体力と書いてます。
いわゆる心技体といういやつです。
一個ずつ説明していきましょうか。

◾️IQ

IQとは何かというと、いわゆる認知能力と言われるもので、IQテストでも測れる能力です。
記憶力、知識量、言葉の理解、論理的推論、論理的思考力、処理速度(頭の回転の速さ)、ワーキングメモリ(一度に覚えていられる量)、そういうものの能力です。
こういうものをIQと言ったり、認知能力と呼ばれ、仲間でIQと呼ばれたりします。
地頭の良さと呼ばれるものです。

これは遺伝性が強いんです。
運動神経と似てて、生まれつきのものが多いです。
ただ、トレーニングによってその分野は伸びたりするんです。

僕はあまり処理速度は速くないんですけど、頭はそんなに良いわけじゃないんですけど、トレーニングによってその分野は伸びてるということです。

現代社会は過去の膨大な情報やデータがあるので、学習すれば何とかなるものがかなり多くて、トレーニングによって賢そうに見えるということはよくあります。
大学受験くらいまでは、能力だけじゃなくて課金、課金でうまくいったりするんです。
成績上位に立ったりするので、親が過剰トレーニングをさせるということをよくします。
学歴によって将来が決まってしまうことがありますから。
学歴社会が現代の身分制度みたいなところも無きにしも非ずなので、そういうことが問題になったりします。
というのがIQです。

複合的なタスク。
トレーニングによってそれはうまくなるんだけど、複合的なものというのはトレーニングをしても伸びにくかったりします。
いわゆる社会的な手続きと呼ばれるものですけど、精神科だと例えば役所に何か書類を出すとか。
書類を書く練習をすれば書類を書けるのだけど、それを役所に持っていったり役所の人と交渉したり、色々な能力一個一個はできるけど、それがまとまるとできないということがあったりします。
そもそも片付けができない人はできないじゃないですか。
あれのちょっと斜め上の応用というか。
東大へ行こうが医学部へ行こうが、片付けができない人は、元々そういう力が弱い人はできなかったりするんですけど、ADHDや発達系の人とか、あったりします。

ここら辺で何とも言えないのですが、それは多分言ってもできないよ、と僕はよく言います。
これ、多分できなさそうだ。
IQに関係するものだし、複合的なタスクということだから、多分この人はトレーニングしてもできないな、これはトレーニングしたらできそうだな、と実は見分けがつくところがあります。
もうちょっと深くIQのことがわかると、勉強するとわかったりします。

◾️EQ

次はEQです。
EQというのは非認知能力と呼ばれるもので、これは遺伝性もあるんだけれども、弱いです、これら2つに比べたら。
感情を管理する力、感情をコントロールする力です。
相手のことを理解したり、対人関係をうまくさせる力だったりします。
そういうものをEQといって、心の知能指数と言ったりします。

これもやはりトレーニングによって伸びるので、ここは精神科臨床やカウンセリングの中で、やはりトレーニングしていく分野です。
カウンセリングの中で解決能力を高めるということもよくするんですけど、認知行動療法とか、解決する力、そもそも論理的に考えていく、心の問題や社会的な問題について論理的に考える力、トレーニングする要素もあるんだけど、やはりここのところも重要だったりします。

愛情や信頼関係を作る中で、感情管理の方法を覚えてもらう、治療者側が怒られたり、患者さんから傷つけられても感情が揺るがないものを見せることによって取り込んでもらう、そういう形でEQは伸びたりします。

EQに関して言うと、複雑難解なテーマであるがゆえに勉強することが多いので、頭打ちになりにくいというか、そういう特徴はありますが、でも伸び代はあります。
IQと相関関係はありますか、というと相関関係あります、やはり。
IQが高い方がEQも伸びやすかったりします。
というのがあります。

◾️体力、バイタリティ

あとは体力、バイタリティの問題で、これも遺伝性が大いにあるということです。
週7働いても、全然寝ないで働いても大丈夫な人もいれば、週3働くとへばってしまう人もいるので、程度は様々という感じです。
ネットで何とか社長とか色々見ると、全然俺は根性があるんだと言うけど、生まれつき体力があるだけじゃないかな、という気がします。
週7で働いてるとか俺は金持ちになったんだ、というのを、ああいうのを見ると。
でもその逆の人もやはりいて、頑張れない人たちもいるというのが精神科臨床でよく見ます。

◾️IQ、EQ、体力

IQと体力は生まれつきの問題の要素も多分にあるし、EQはかなりトレーニングによって伸びるんですが、かといって感情管理がうまくいったからといって、論理的な力が上がるわけではないので。
仕事のパフォーマンスはちょっと上がるんです。
練習通りできるようになるだけでだけであって、試合が。
試合と言っちゃいましたけど、スポーツでいうところの試合で練習通りの力を出すのがEQなんですけど、ただ練習以上の力は出せないということなので、そういうもんだなという気がします。

精神科の患者さんは色々な混乱や日々の小さなストレス、失敗などで、うつっぽくなってしまうんですが、IQや体力の問題の比重が強いときには、EQを伸ばしてもやはり頭打ちしてしまうところというのはどうしてもあります。

成長するのになかなか時間がかかるんです、EQにしても。
そういうことでフラストレーションが溜まってしまう、うまくいかなくなってしまう、もう諦めてしまうということもあります。

周囲からの理解が大事なんだってみんな言いますよね。
周囲が理解してくれたら、と言うけれども、周囲が理解していても、自分の中に妬みの感情などが色々あって、なかなか自分には限界があるから周囲に理解してもらって助けてもらう必要があるんだけど、EQが低かったりすると、妬みのせいで、自分の感情のせいで、相手のサポートを断ってしまうということがあったりします。

IQや体力の問題とは自分だけの問題じゃなくて、相手も低いんです。
自分だけが低いんじゃなくて、相手も低かったりするので。
ある部分、患者さんはIQや体力が低くても、EQは悩んできた分育っている場合があって、そうすると周りの人はIQや体力はあっても、EQが低い人がいたりして潰れてしまうというのもよくあります。
対人の問題、組織や社会の問題とか。

AIだとEQが高いですね。
感情がないから感情のコントロールがしやすいということがあったりする、と。
こういうのが雑談というか、思いつく、思い当たることです。

僕もそういうことを教わらずに来て、自分が頑張らなければいけないんじゃないか、自分が頑張れと言われて育ってきましたけど、やはり大人になって色々なことをこうやって臨床していく中で、やはり人それぞれ生まれつき違うなというのはよく思います。
精神科臨床の限界というのも、わかるようでわからなかったというか、教えてくれてるようで教えてくれなかったみたいなところがあって、何となく最近は臨床を積み重ねていく中でわかってきているとか、あとはYouTubeやっているから伝えやすくなっているということもあります、伝えにくいことも。

こう言うと怒られそうですけど、リョーハムさんとほぼ2年間ほぼ毎日30分以上喋ってるわけです、色々なことで。
治療というわけじゃないですけど、仕事のことなど色々なことも相談したり話し合ったりしていく中で、やはり育っている部分と育っていない部がありますから。

今日もハムちゃんとご飯を食べに行ったときに、台湾まぜそばを食べに行ったときに、ねぎを抜いてくださいと言うんだよね、ネギ。
そうだね、ネギが食べれないからハムちゃん、リョーハムさんは食べられないから、ネギを抜いているのですが、来た後にずっと見てるんです。

それニラだよ、と僕言ったんです。
ネギじゃなくてニラだよね、と言った後に、何か「うん?うん?うん?」と言ってすごい混乱してて、10秒ぐらい。
ネギ抜きと言ったのにネギが入ってると思ったんですよね。
でも益田ドクターがネギじゃなくてニラだって言ったから、「えっ?ネギじゃないの?ニラなの?」と言って混乱して、という話でしたけど。

30何年生きててもネギとニラの見分けがつかないですから。
そうしたら後で「食べたらわかるんですけど、食べないとわからなくないですか?見た目だと?」と言っていて、これが興味関心の有無というか、面白いですよね。
面白いというか、生きづらいというか。
そうだな、と思いましたけど。
何の話やという感じですけど、そういう限界ってありますよね、ということでした。

今回はIQ、EQ、体力というテーマで、なんとなく雑談っぽく話をしました。

◾️本日の宿題

どうやってEQ伸ばしてるのかということをお答えいただけたらなと思います。

All Comments (21)
  • @user-rd3vu8wy7b
    ◾本日の宿題 どうやってEQ伸ばしてるのか 小さい頃から「相手の気持ちに立って物事を考える」ということを指導されてきました。 人間関係があまり良いものではなかったので 逃避先のファンタジーの世界の登場人物に共感したり 自分だったらどうするだろうということを空想して遊んでいたりしました。 そこから紆余曲折を経てコミュニティの管理者にたまたまなることになり 相手の望んでいることやその背景にある気持ちを考えざるを得なくなりました。 スタートこそ自分のやりたい事の中にEQを伸ばす要素があったけど 途中からは逃れられない状況で伸ばす必要性があったので意識して伸ばしていったように思います。 必死にコミュニティに奉仕したことが鬱になった&鬱が悪化した原因でもありましたが そのコミュニティを抜けて鬱が改善した後は むしろ色々なことがやりやすくなったという感覚はあります。
  • @user-tv2vo9zu5p
    全体のIQ66です。 人生で何回も挫折を経験し、自分のしたいことが作業所にあることがわかりました。
  • @user-xz9qq6tv1h
    EQの高め方で実践している方法。 自分のやり方なので、正しいのかは別にして。 人から言われた言葉が気になった時に、その人がどういう思いでその言葉を言ったのかの背景を考えてみます。 その人について、自分が知っていることを全て出してみて、なるべく俯瞰して冷静に考えると言われた言葉にも納得できるし、傷つく必要がないことがわかります。 同じ土俵に立たないことで、感情のコントロールもできると感じています。
  • @MI-zu5zo
    頭の良さとか心の質は生まれつきだと思われるけれど、体力はそう思われません。単に運動不足だとかぐうたら過ごしているからだとか言われて、規則的に運動をしなさいとか、もっとタンパク質を摂りなさいとか、上から目線で説教されてしまうだけです。 週7でバリバリ働いても平気な「もともと頑丈にできている」人もいるんですね。人間には基本的な体力の差があるということに私自身気づかずに生きてきて、自分が体を鍛えて強くなれないのは意志が弱く怠け者なのだと心から思っていました。それがとても悔しいです。
  • @user-xz9qq6tv1h
    還暦を過ぎていますが、中学の頃から体力の無さを感じていました。 他のことは他人と比べることは無いのですが、体力は常に比べて「あの人は元気で羨ましいな」などと思っていました。 先生が体力は生まれつきの物だと言ってくれたお陰で、気持ちが楽になりました。 自分の体力と付き合っていけばいいのだと。 私にとってとても価値の高い講義でした。 ありがとうございます。 これからも応援しています。
  • @decimo-decimo
    I Q高めのADHDです。EQ知らなくて検索した😂。診断出て、IQの検査して、10年近く経ちますが、自分がダメダメなので、IQの高さなんて関係ないな、って思ってしまいます。 何よりも、体力だと思います。「身体」が基本だと思います。主治医はじめ、知ってるドクター達は、お年を召していてもパワフルに動いていらっしゃるのは、体力があるのだと思います。もともとの、身体の強さです。筋肉だけでなく、内臓とか、そういう、元々の「造り」が頑丈だから、色々と動くことができて、成功に繋がるんだろうと思います。
  • @ysg356
    EQ伸ばす為、 体力を付ける(へたり込むと誰でも余裕がなくなるから) 背中をほぐす(緊張が取れて周りが見やすくなる) 自分の心の声を聞く(そうすると他人のことも見えてくる) 他人にあおられる時は自分が見えてない時が多いから。
  • @user-mf5cp2pc4w
    苦い経験をたくさん積んでEQが高まったのか、男にも女にもモテるというか、すごく周りの人に好かれるようになった。
  • @neko2232
    私は昔からトロくて鈍くさくてアホで、 バカにされて虐められるけど あまり人と揉めない。 姉は頭の回転が早いけど、意固地で意地悪で人と揉めまくり。 世の中上手く行かんなぁ… でも私は最近もう人前ではニコニコしとこうって思ってます。 挨拶して、人の話に耳を傾けて、 あまりゴチャゴチャ言わず ニコニコしてたら揉めない。 意見するときはした方がいいけど… ツンツンするの体力使うし…
  • @100ten0
    私は体力ないのも、疲れやすいのも病気の症状や体質と知れてほっとしました。知る前は、体調管理がなってないとか、運動不足(もちろん不足もあります)と言われて、自分のマネージメント能力を問われてる気がして辛かったです。
  • @tanaka3765
    自閉スペクトラム症障害と診断されたものです。 年齢を経て体力が落ちて頭を使わないといけない状況がEQを伸ばすことがあるのかなと思いました。 自分は家族間のコミュニケーションの不和が以前あり、若さが余って親にぶつかったり、一方親は精神疾患に対するリテラシーが無かったりとありましたが。後に親と子、お互い年齢を経て体力が落ちて、ぶつかるだけじゃどうにもならないとわかって、それから自分は誤解を生みやすい発達障害なんだと理解して、親は子を発達障害なんだと一種の諦めというのがありました。そのおかげでお互いの妥協点を探そうという試みが出来るようになったのだと思います。 親以外の人とかかわるときも妥協点はないかと考えながら接するように人間関係のEQが伸びたのかなと。
  • @user-gm9eo2vf3u
    いつも動画を見て勉強しています。私は運動するための体力はあります。ランニングで数十キロ走ることは簡単にできます。今すぐに走れと言われても10kmは走れます。ただ、仕事をするため体力が無く、週4でしか働けません。週5以上でで働くと不安障害や鬱などになってしまいます。運動の体力があることと仕事の活力があることはぜんぜん違うことだなぁといつも感じています。
  • @user-ys4eu6kf3x
    プレミア公開ありがとうございます。勉強になりました。🎉
  • @user-gn6xl2bj2x
    夢とか具体的な目標とか、そんな物を考える事が出来ずに、行き当たりばったりで仕事を決めてただただ働いているだけって感じがするよ。
  • @NekkkkkoNeko
    親は、体力が少ない人でした。 自分が将来そうである可能性を見ないようにしていました。 30代の私自身、体力の少なさを実感して、ここしばらく、週4出勤にしています。 週4に減らしても、体調を崩して数日間欠勤することが定期的にあります。 障害者手帳はあるけれど、それでも、自分を責めてしまうことがあります。 食費を減らそうと、何となく食べる量を減らしてしまうときもあって・・・。 世の中的に何とかなってほしいです。
  • @tukimi2023
    今回の動画も、興味深く楽しかったです、 全体のバランスが、自分の中の映像として良くつかめました、 私は、カウンセリングの先生や益田先生から少しずつ、 進んだり戻ったりしながらEQについて学んでいます🌲
  • @user-dp3lf4lc8p
    いつもありがとうございます。 宿題📚 EQの伸ばし方について 私はEQを戻すトレーニングになればと思い、瞑想を行っています。 幸いに今は対人ストレスの少ない環境で生活してますので、まずはメンタル疾患の悪化に伴い、ストレスやトラウマになって来たことを取り除くことを、自己トレーニングとして行うところから始めるしかないと感じてます。自分の欠点に気付いたら向き合うようにしています。丸ごとみたら苦しいことも、分解して自分が向き合えるところから始め、納得できる答えと出会えたら、もう少し範囲を広げていく。時間はかかりますが、せっかく時間をいただいてるので、病気の改善と共に少しでも自己成長になればと思い、意識して生活してます。人生は一生成長し続けられると思うので、自分の過去と未来を見つめる時間をいただけたと感じてます。これで答えになってますでしょうか。益田Drもお身体に気をつけてお過ごしください🍀
  • @pito3733
    私は今は体力を一番につけたいなぁ。
  • @user-xi4kr7pi9h
    体力に全ふりして筋トレ、が、おすすめです。 自分は超重度のASDですが、特性的に、筋トレ、ボディビルがハマりました。