幕府軍の最前線兵士の意外すぎる職業とは?~平和ボケの幕臣どもでは戦えない
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Published 2024-07-03
緊張感がないどころか、戦に向かった先で飲めや歌えのバカ騒ぎをして、ほとんど物見遊山気分だった者もいたようです。
第二次長州征伐において、圧倒的に人数の多かった幕府軍が大敗したのも、当然と言えばとうぜんです。
そんなノーテンキな武士たちとは対照的に、実際の戦いの場で大活躍をしたのは、江戸の町内で募集をしたある意外な職業の人たちでした。
実際に、戊辰戦争のときに土佐藩を率いていた片岡健吉は、この武士ではない、ある職業の募集兵たちが、非常に優秀であったと絶賛しています。
いったい江戸幕府は、どのような職業の人たちに兵士としての募集をかけたのでしょうか?
ここでは、幕末の戦における、幕臣たちのノーテンキぶりや、勇敢に戦った武士以外のある職業の人たちについて詳しく解説をしています
参考書籍:『サムライとヤクザ』『幕末気分』『幕府奇兵隊』
All Comments (9)
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「武士身分の者」が下々を侮って見下すのは、日本国内最後で最大の内戦「西南戦争」の頃に至っても払拭されていなかった。蜂起した西郷軍の中核だった武士や郷士達の中には、徴兵した農民兵が主体の政府軍に対して「我々を見たら戦わずに逃げるんじゃないか?」と自信満々に話していた者もいたと云う。
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すべての武士がそうだったとは言わないが、戦闘のプロ(のはず)の武士よりアマチュアの方が実戦で役だったとは何とも皮肉である。それにしても、ヤクザが戦場で戦ったとはまさに「兵隊やくざ(勝新太郎と田村高廣主演の映画)」だ。
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大鳥圭介さんは荒くれ者をよく制御してエラかったですね。
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個人として強いと集団として強いは違うのでそれでも荒くれに負けるのは仮に幕府主導での近代化が成功していても武士階級は解体されていたかも
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200年以上も続いた江戸時代は武士を世襲役人化するには十分だったのだろう。古代日本では皇室や公家が武人として戦場に赴いたが、平安時代以降は武家がそれを担っている。それと同じことが起きたんだろうな。
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黒駒の親分と言うと東映時代劇では悪玉で正義の次郎長親分に映画の終わりでは、やっつけられるイメージがある
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仙台藩も細谷直英の衝撃隊『からす組』何かが有りますね。
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約80年前に太平洋戦争があったので、現代の日本なら「徴兵」とか言われると自分を含め怖がって拒む方が大半だと思います。 が、当時の幕臣たちは250年もの天下泰平の世の中が続いたため戦が怖いなんて思わなかったみたいですね。